MATLAB で Autoware Toolbox を利用するための手順を説明します。
GitHub にある Autoware Toolbox のリポジトリをローカルにクローン(またはダウンロード)します。
Autoware Toolbox のルートフォルダにある autoware_toolbox_setup.m を実行します。
下記のプログラムをMATLAB コマンドウィンドウに貼り付けて実行してください。
addons = matlab.addons.installedAddons;
addon_id = 'RO_CUSTOM_ROS_INTERFACE';
tf = strcmp(addon_id, addons.Identifier);
installed_ros_if = any(tf);
if installed_ros_if
disp('Robotics System Toolbox Interface for ROS Custom Messages がインストールされています。');
else
disp('Robotics System Toolbox Interface for ROS Custom Messages がインストールされていません。');
end
上記プログラムを実行すると、インストール済みの場合は、MATLAB コマンドウィンドウに「Robotics System Toolbox Interface for ROS Custom Messages がインストールされています。」 と表示されます。
インストールされていない場合は、MATLAB コマンドウィンドウに「Robotics System Toolbox Interface for ROS Custom Messages がインストールされていません。」 と表示されます。
※インストール済みの場合は、本作業は不要です。
Robotics System Toolbox に関連するアドオンをインストールするには、以下のコマンドを MATLAB コマンドウィンドウに入力して実行します。
roboticsAddons();
アドオン エクスプローラが開いたら、Robotics System Toolbox Interface for ROS Custom Messages を選択します。
[アドオン エクスプローラー]のセットアップ指示に引き続き従い、アドオンをインストールします。[承諾する]をクリックします。
サードパーティ ソフトウェアの画面が出てきたら、[次へ]をクリックします。
1.Install Robotics System Toolbox Add-ons (MathWorks Webサイト)
下記のコマンドを MATLAB コマンドウィンドウに貼り付けて実行してください。
autoware.createCustomMessages();
以下の手順に従うか、autoware.editJavaClassPath()
を実行します。
コマンドウィンドウの javaclasspath.txt リンクをクリックして、このファイルをエディターで開きます。
コマンドウィンドウに表示されている jar ファイルの場所をコピーし、それぞれ新しい行としてこのファイルに貼り付けます。
このファイルが存在しない場合、作成を求めるプロンプトが表示されます。
[はい] をクリックしてから、ファイルの場所をコピーしてこのファイルに貼り付けます。
行を追加した後の javaclasspath.txt は次のようになります。このファイルには既に他のパスが存在している場合もあります。
下記のコマンドを MATLAB コマンドウィンドウに貼り付けて実行してください。
autoware.addCustomMessageFolderToSearchPath();
1.Create Custom Messages from ROS Package (MathWorks Webサイト)
Autowareでは、サイズが大きいROSメッセージを送受信することがあります。そこで、Java ヒープメモリサイズを増やしておきます。
[設定]ダイアログボックスを開き、Java ヒープメモリサイズを調整します。調整後、[OK]ボタンをクリックして、[設定]ダイアログボックスを閉じます。
MATLAB を再起動後、Autoware メッセージが登録されているか確認します。
rosmsg list
Autoware メッセージが登録されていれば、インストールは終了です。